大型ドライバー
T.K.さん 正社員(50代)
- 憧れの赤いトラックを目指して
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きっかけは学生時代、郵便局でアルバイトをしていた時のことです。郵便局の前に停まる大きな赤いトラックを見て、「いつか自分も、あのでっかいのを運転してみたい」と思ったのが始まりでした。とはいえ、前職は警備会社で10年間、現金輸送車のハンドルを握っていました。それでも赤いトラックに乗るという夢を諦めきれず、20年前に日本郵便輸送への転職を決意したのです。
最初はアルバイトとして、軽自動車での郵便物回収業務からスタートしました。その間に自力で大型免許を取得しました。教習所ではなく練習場に通い詰め、試験を1回でパスできた時はかなりうれしかったですね(笑)。社員登用のタイミングで「大型に乗らせてください」と志願し、とうとう夢が現実になりました。
初めて大型トラックの運転席に座った時のことは、今でも覚えています。目線がグンと高くなり、視界に広がる景色が全く違って見えました。「ついに夢が叶った」という感動と、それ以上に「この大きな車体で、大切な郵便物をしっかり守らないと」という責任の重さを、改めて実感した瞬間でした。
- 大型10t車でつなぐ長距離輸送
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現在は大型の10t車に乗務し、東京を拠点に大阪や新潟といった遠方への長距離輸送を担当しています。勤務は18時に出勤して、翌朝3時に退勤する夜勤スタイルです。かれこれ13年この生活ですが、もともと夜型なので体力的には全く問題ありません。むしろ、交通量の少ない夜の高速道路を、一人の空間で集中して走れる今の環境は、自分にとても合っていると感じます。
運ぶのは、たくさんの郵便物やゆうパックです。これらを一人で積み込むのですが、車輪のついたカゴ台車なので、手積みのような肉体的なつらさはありません。仕分け自体も郵便局の方が担当してくださるので、積み込み作業はとてもスムーズです。
大阪までは約550kmありますが、4時間走るごとにしっかり休憩をはさんで走行します。翌日は現地の営業所で仮眠を取ってまた帰ってくる。法令を遵守する会社だからこそ、無理な運行スケジュールになることもなく、常に万全の状態でハンドルを握ることができています。日本郵便輸送のドライバーとして誇りを感じるのは、街中で小さな子どもが私のトラックを見て手を振ってくれる時です。このトラックで走れることの喜びを、改めて感じさせてくれる瞬間ですね。
- 1日のスケジュール例
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18:00出勤。制服に着替え業務前点呼を受け、連絡事項を確認
18:30拠点を出発。大型10t車で大阪に向かう
3:30休憩をはさみながら大阪に到着、荷下ろし
4:00業務後点呼を受け、現地の営業所にて仮眠・休憩 明日は逆の経路で東京へ
- 現役へのこだわり、長く走り続けたい!
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プライベートでは、幼い子どもがいます。夜勤明けに帰宅すると、ちょうど子どもが起き出すタイミングだったりするので、寝る時は耳栓が欠かせません(笑)。でも、できる限り子どもの発表会や行事を見に行くようにしています。日本郵便輸送では有給休暇もしっかり取れるので、運動会などの家族のイベントにも活用しています。これは本当にありがたいことですね。前職では有給なんて全く取れない環境でしたから、会社の手厚い福利厚生には感謝しています。
職場は50代以上のベテランが多いですが明るい雰囲気です。ベテランの先輩たちが、元気にバリバリ働いている姿を見ると「自分もあの人の年齢までは頑張ろう!」と刺激をもらいます。今の目標は、子どもが成人するまではもちろん、現役ドライバーでいることです!65歳の定年まで無事故でこの赤いトラックに乗り続けるのが、今の私の大きな夢です。
その目標のためにも、まずは安全運転!過去に参加したトラックドライバーコンテストで優勝できたことは、自分の大きな自信になりましたが、それにおごらず、無事故無違反を続けていきたいです。郵便局の赤い看板を背負っている以上、一般のトラック以上のマナーと品位が求められます。そのプレッシャーすらもプライドに変えて、これからも頑張っていきたいと思っています。


